オタク語りだったり日常のつぶやきだったり色恋だったり
普通の女であればどれほど良いだろうと、真島に惹かれるたびに思っていた。
そんなことあるはずないのに。捜査にために芽衣子に近づいたという真島とは、芽衣子が望むような女であれば今のような関係になっていなかったであろうことなど明らかであるというのに。
自分に言い聞かせるように他人には恋愛なんてしないと言い張り、自身の中から追いやっていた感情が溢れ出しそうになったのは、同じように真島に抱きしめられた時だったように思う。
この人の腕の中は驚くほど暖かく、力強いのだ。
「一人じゃない」という彼の言葉は芽衣子の過去を全て知った上での言葉ではない。服役した事実を知ってはいても、昨今芽衣子が犯し続けている罪のことを真島は知らない。だから、芽衣子の全てを包み込んでしまう言葉ではないのだ。
力強く抱きしめる腕に酔ってしまいそうになる自身の律し方を芽衣子は知らない。
隣で燃える炎が身も心も焦がすようだ。灯油の臭いもひどく、頭が痛くなる。
…少しくらい、飲まれてもいいだろうか。
母親に嫌われ、社会的にも追い込まれた自分である。人の優しさなんて知らない。こんなに優しくされたことなんてない。
寂しかったのだ。ずっと一人で復讐を続けること、その苦しみを誰にも話すことなんてできないこと。
首をもたげ始めた甘えは、コロコロと呆気なく理性の坂を転がり落ちてゆく。
ずっと長い間、きっと真島が考えている以上に芽衣子は誰かに側に居て欲しかったのだ。その言葉とぬくもりが欲しかった。
体に撒かれた灯油のにおいが酷く、衣服も体に張り付いてぬるぬるして気持ちが悪い。
命を奪われかけた妙な高揚感のせいだ。
人が焼けるひどいにおいのせいだ。
どんなもののせいにだってできる。そして芽衣子はこの虚しくもある幸福や、埋められた気がしている孤独が刹那的なものだと理解している。心得た上で、それでも良いのだと思った。
今この瞬間の芽衣子には、自分を抱きしめて離すまいとする真島の両腕だけが真実なのだから。
ちょーーひっさしぶりに二次るとやっぱり書けなくなっててそうだよねーという気持ちでいっぱい。切ない。
というか、二次というか萌えに偏った本編の補完でしかないというか。
リベンジかましたい。ギルティじゃなくても。
そんなことあるはずないのに。捜査にために芽衣子に近づいたという真島とは、芽衣子が望むような女であれば今のような関係になっていなかったであろうことなど明らかであるというのに。
自分に言い聞かせるように他人には恋愛なんてしないと言い張り、自身の中から追いやっていた感情が溢れ出しそうになったのは、同じように真島に抱きしめられた時だったように思う。
この人の腕の中は驚くほど暖かく、力強いのだ。
「一人じゃない」という彼の言葉は芽衣子の過去を全て知った上での言葉ではない。服役した事実を知ってはいても、昨今芽衣子が犯し続けている罪のことを真島は知らない。だから、芽衣子の全てを包み込んでしまう言葉ではないのだ。
力強く抱きしめる腕に酔ってしまいそうになる自身の律し方を芽衣子は知らない。
隣で燃える炎が身も心も焦がすようだ。灯油の臭いもひどく、頭が痛くなる。
…少しくらい、飲まれてもいいだろうか。
母親に嫌われ、社会的にも追い込まれた自分である。人の優しさなんて知らない。こんなに優しくされたことなんてない。
寂しかったのだ。ずっと一人で復讐を続けること、その苦しみを誰にも話すことなんてできないこと。
首をもたげ始めた甘えは、コロコロと呆気なく理性の坂を転がり落ちてゆく。
ずっと長い間、きっと真島が考えている以上に芽衣子は誰かに側に居て欲しかったのだ。その言葉とぬくもりが欲しかった。
体に撒かれた灯油のにおいが酷く、衣服も体に張り付いてぬるぬるして気持ちが悪い。
命を奪われかけた妙な高揚感のせいだ。
人が焼けるひどいにおいのせいだ。
どんなもののせいにだってできる。そして芽衣子はこの虚しくもある幸福や、埋められた気がしている孤独が刹那的なものだと理解している。心得た上で、それでも良いのだと思った。
今この瞬間の芽衣子には、自分を抱きしめて離すまいとする真島の両腕だけが真実なのだから。
ちょーーひっさしぶりに二次るとやっぱり書けなくなっててそうだよねーという気持ちでいっぱい。切ない。
というか、二次というか萌えに偏った本編の補完でしかないというか。
リベンジかましたい。ギルティじゃなくても。
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